[山奥の章]

[入口][写真の章][日記の章][動画の章][山奥の章]


キタキツネ。ペットショップに居なければ、動物園にも然も居ない。

なんでそんなに見かけないの。
いいじゃない。ぼくらはきつねなんだもの。


我々が訪れた、一月末のキツネ村の入口の様子なのでございます。
全然マシでございますね。(^ω^)


「入るときつねふれあいゾーンみたいな柵があって、
 そこできつねが触れるのね!」

……と思っているあなた。

ちがいます(´・ω・`)
トビラひとつ開けたこの中 全体が敷地です。
我々にとってはワンダーランドでしたが、犬嫌いの人とかは絶対に入れないでしょう。
まあ、噛むとは言ってもこちらが何もしない限り何もしてこない(大抵逃げてく)ので
別に柵とか仕切りが無くても問題ないかなと思えるくらいで。

一応、入り口で説明受けますが、そのへんはマナーでしょう。
節度、良識、礼儀、狐に対してそれら無くして、「狐好き」とは馴れ馴れしうございますわ。ζ゚ω゚ζ


あ、このセクションはマジメな内容を含みます。
……一応、全部マジメなつもりですケド。


キツネ村の敷地内には色々な看板があります。
さすがに全部は載せられないので、自分の目で確かめてね。(゚ω゚)

エキノコックスについての話です。
これについても色々お話をうかがいました。
うん……「キツネ?あの寄生虫のヤツでしょ?ww」っていう人はもうなんなんだろね。
寄生虫そのものは現在は薬で解決できるものですが、
(潜伏する性質があるせいか)
テレビ関係の方々は北海道よりも、宮城にあるキツネ村を
取材しに来られるそうです。野生の撮影目当てでない限りですが。

「人工的に養殖」とサラっと書いてますが、
ただでさえ警戒心の強いのに、子育ての時期は非常に神経質になるので
実際にキツネの養殖に成功したのはこのキツネ村だけらしいです……。


まあ、それ(=養殖、子育て)に関しても色々と事情あるんですよ。


こっちね。


子ギツネ舎というのがあるんですよ。
檻に囲まれていてキツネもお客さんも入れません。
時期的な問題だろうけど、ほとんど大人と変わらない子ばっかりでした。


出産時期の狐というのは本当にストレスを感じやすいらしく、
ここでも ある一人の限られた職員さんしか
そういった狐に近づくことができないとか。

人間に自分の子を取られる、と警戒するようで。
ならば来年の機会(出産)のために、せめて栄養をつけよう。
そう思ってしまうと、我が子を殺してこれを食らうんだそうな。

しかし、そんな事があった母狐はそれが心の傷になってしまって、
また子供を産むなんてことはほとんどできなくなるそうです。

キツネが動物園であまり見かけない理由は、
そういった飼育の難しさの問題もある、というお話でした。


かわいいかわいいでは人間のもとに暮らしていけない「たぐいの」動物、キツネ。
数百年前の日本人妻のような、結婚後の強さと貞淑さに定評のあることでも一部で有名
(主観や誇張ではなく)(たぶん)。
ふらり帰ってきた夫にも とても愛想良くするし、子供の面倒見はいいし、腰元は空気読むし。
そのあたりのシーンは「ダーウィン」とかで扱ってた気がするな……。

それにしてもこの看板、最後に教訓めいたことが書いてありますなw
経営してても媚び過ぎない態度はすきだぜ。(´・ω・`)


これは、きつねさんを抱っこ抱っこさしてもらったときの写真。
抱っこできる専用のきつねさんだけ、頼めば抱っこできます。
というか、それ以外のきつねさんは逃げ足速くて抱っこはもう非現実的かと思われる。

(冬毛だったからかもしれないけど)意外と大きいっしょ!?
コレ、抱っこしてる側からは頭しか見えないし
毛がすごすぎてドコを抱いてる感触だかわかんないんですよ!w (´;ω;`)

くやしいからきつねみみさわさわしてやった。
なんか表面は病院とかにある子供向けの安いぬいぐるみみたいな手触りしてたよ。(゚ω゚)


他の特派員による抱っこ写真。 カレのほうがじょうず...(´・ω・:..
緊張しているのか、しっぽが巻き巻きです。
てろーんっと伸ばしてやってもまた巻きます。

写真撮られるときの決めポーズだったのかもシレナイ。


これはホッキョクギツネさん。
白内障の目薬のせいでPANDAみたいになっています。
極地の動物も、
太陽光線にとりわけ強い体をしているわけではないということなのか。

毛の質はキタキツネと違います。
もともと透明な毛が、細かすぎて白色に見えるだけというだけあって、
なんというか、フワフワカキ氷を綿にでもまぶしたような、濡れたものを
なでているようなしっとりとした感触はありましたが……。
これが究極のぬくぬくぼでぃなのか!?><;


ホッキョクギツネさんの足裏です。
足の裏に毛が生えているのがわかりますな。

これ以外にも、体温の対流機構がはたらいていたり、耳の表面積を小さくしたりと
寒さに関しては万全なホッキョクギツネさん。
マイナス何十℃でも大丈夫なのはわかるけれど、日本の夏にはどうするんだろう……w
キツネ村が山の中だとはいえ、キタキツネさんでもスライムのようにつぶれる季節よ。('A`)


これがホンドギツネさん。
英語圏ではホンドギツネもキタキツネも"red fox"ですが、
これは日本を古くからの生息地としていたタイプのきつねさんです。
鳴き声を聞くことはできなかったなぁ……。

あいかわらずしっぽはデッカイですけど、毛がみじかいですね。(・ω・)
体も少し小さいような。


これもホンドギツネさん。
井の頭?とかに居たのもホンドギツネさんだったような。
ソレガシはキタキツネ派なのでキタキツネさんベースのカラーリングで描いてますが、
日本の狐というとコレが本来なのでしょうなー。(゚ω゚ )

足の先はキタキツネさんと違って黒くないです。
プラチナはキタキツネさんで言う黒い部分が白。
居ませんでしたけど、フェネックは足先耳の先が白で尾の先が暗褐色です。エヘン
要するに生足かニーソかというところの(ry


キツネは山に、人間は里に住めばよい。
……と言ってしまえば、至言なのやも知れぬ。
ただ、「合わない」ということは絶対に
悪い未来だけを導くものだとは限らぬ。

(ページ上部へ)

inserted by FC2 system